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一般学生団体「筑波大学地理愛好会」の公式ブログです。会の活動や、会員がそれぞれ執筆した記事を投稿しています! 地理愛好会とは?→2018年活動開始。地理好きや地理を学びたい筑波大学生が集まるサークルです。全国各地への巡検や学類間交流、勉強会などを行っています。

調査・研究

全国どこでも画一的だと思われがちなイオンの深い世界にあなたをお連れするシリーズ第2弾!!!
今回は、訪れたイオンモールがいつ開業したか見分ける方法について語っていきます。
これがわかると旅先のイオンモールがもっと楽しめるかも?!
個人的な見解ですので誤情報あったらごめんなさい


イオンモールの形状は大別すると4つに分けることができます。
個人的な呼び方ですが
①イオンショッピングセンター前期型(90年代)
②イオンショッピングセンター後期型(00年代)
③ダイヤモンドシティ型(00年代後半)
④イオンモール型(10年代以降)
というような感じです。
これに当てはまらない(個人的には特殊だと感じる)イオンモールもあります。
それぞれの特徴をつかむことができれば、大体の開業年数はわかります。

①ASC前期型(90年代)
イオンモールの歴史を振り返ると
1号店として1992年に開業した青森県のイオンモールつがる柏から始まります。
ジャスコを核店舗としてイオン○○ショッピングセンターという名で
大型ショッピングモールが作られていきます。
この頃は、田舎にポツンとできるケースも多い気がします。
店内構造の特徴として
・吹き抜けの屋根が三角形
・広場の吹き抜けの天井は正八面体を半分にしたもの
・イオン(ジャスコ)が食品と衣料品でモールの端に分かれている
・天井が低め
といったようなことがあります。


↑つがる柏の吹き抜け

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↑日根野




↑秋田(93年)(個人的に一番好きな吹き抜け)


↑下田(95年)

日根野(95年開業)姫路リバーシティ(93年)つがる柏(92年)佐久平(99年)
とか行ってみるとわかりやすいと思います。

②ASC後期型(00年代)
イオンモールの中で一番見る形かもしれないです。
この頃もイオン○○ショッピングセンターだが、
前期型との違いとして
・吹き抜けがアーチ状になっているor台形採光
・天井が高い
・モールの端にイオン、もう一方に強いテナント(家電量販、シネマ、ユニクロ)の構成
・丸いロゴを入口や吹き抜けに掲げる
があります。

↑高岡(02年開業東館)丸いロゴ、アーチ状吹き抜け

↑富士宮の丸いロゴ(01年開業)

↑姫路大津

↑かほく(08年)

↑太田(03年)

↑山形南(00年)ロゴはあるが三角吹き抜け。館内構造変化の過渡期ですね
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↑りんくう泉南
佐野新都市(03年)姫路大津(04年)四日市北(01年)りんくう泉南(04年)とか
00年代後半(07年あたり)になってくると
・デジタル7セグ時計が吹き抜けの一階と二階の境に設置されがち
・入口案内がABC・・・

↑新潟南(07年)

の特徴もあります。

③ダイヤモンドシティ型
もともとダイヤモンドシティだったものがイオンモールに統合されているものもあります。
ダイヤモンドシティとはイオンと三菱商事の合同会社で、
都市近郊のショッピングモールを出店していました。
現イオンモール橿原のアルルや現イオンモール堺北花田のプラウ、現イオンモール名取のエアリなどです。
この手のAMは地元の方からはイオンモールで呼ばれることよりもダイヤモンドシティ時代の旧名称で呼ばれることが多いらしいです。
特徴として、
・ジャスコと百貨店の2核モールだった名残で大きい
・吹き抜けや案内看板がASCとは異なる
・吹き抜けが高く、高層(3フロア以上)
といった感じで、行けば雰囲気でわかります。
現存しているダイヤモンドシティ由来のものは大半が00年代に開業しています。
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↑堺北花田
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↑むさし村山
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↑橿原
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↑伊丹

④イオンモール型
直近のイオンモールは、それぞれの形が大きく異なるので一概に言える特徴はないですが、
上の3つ以外で、デジタル看板が多かったりすると、最近のものの可能性が高いです。
11年以降開業だと、地震対策で天板が落ちてこないように天板をなくし、吹き抜けの天井が鉄骨むき出しの場合もあります。
岡山とか幕張新都心とか新利府とかは旗艦店で大規模で楽しいですし、
土岐や白山などの最新のAMもきれいでワクワクしますよ!

↑白山

↑新利府

今回の記事はいかがでしたでしょうか?
写真はすべて自身で撮影したものを使用しております。
元マイカル(桑名や茨木)も好きなのでいつか触れるかも...
少しでも皆さんのイオンモールを見る目が変わったらおもしろいなと思って自分の知識、見方を共有しています。
何か気づいたこと、情報提供ありましたらお気軽にコメントお願いします
それでは第3弾お楽しみに!

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 唐突ですが皆さん、最近、「道の駅」行ってますか??

 本稿では、道の駅巡りを趣味にする筆者が、道の駅の魅力をみなさんにお伝えしたいと思います!!

 

 道の駅のことを、ドライブの途中で休憩するだけの施設だと思っている人が多いんじゃないでしょうか、実は、道の駅は目的地としても楽しめるんです。今回は関東を中心に100箇所以上の道の駅を訪問している筆者から、皆さんに道の駅巡りの楽しみ方と、おすすめの道の駅を紹介したいと思います!
 

その一:道の駅ってなに?

 まずは、「そもそも道の駅ってなに?」と思っているそこのあなたに、道の駅がどんな施設なのかを簡単に説明しましょう!

 「道の駅」は、快適なドライブをサポートすると同時に、地域の賑わいを促進するために市町村によって設置され、

  • 24時間無料で利用できる駐車場、トイレなどの「休憩機能」
  • 道路情報、観光情報、などの「情報提供機能」
  • 地域振興施設で地域と交流を図る「地域連携機能」

の3つの機能を備えた施設です!

 と、言われてもなんだかよくわかりませんよね、一言でまとめると、「地域の賑わいを感じられる休憩施設」といった感じでしょうか。

 道の駅の制度は1993年に始まり、現在では全国に約1200個の道の駅があります。
 

その二:道の駅の楽しみ方

 続いて、皆さんに道の駅の楽しみ方を伝授しましょう。

      多様な建物

 道の駅の建物には色々なものがあります。最近建てられたばかりの近代的な道の駅から、昔懐かしい木造の建物、平成初期のどこか懐かしさのある建物など・・・どれも魅力的です。

 特に、近年は新たな道の駅がたくさん生まれています!その一つ一つが趣向を凝らしたデザイン性の高い建物で、魅力的な道の駅がたくさん作られているんです!

 特徴的な建物を持つ道の駅をいくつか紹介しましょう!
 

    道の駅 保田小学校

 「道の駅 保田小学校」は、房総半島南西部にある道の駅です。統廃合により2014年に閉校となった小学校の建物を活用しています!

 内部には託児所や宿泊施設、食堂などが整備され、近年話題の道の駅です!
道の駅保田小学校

 

    道の駅 しょうなん

 続いて紹介する「道の駅 しょうなん」は、茨城県と接する千葉県柏市にある手賀沼のほとりに建てられた道の駅です。全体的に縦模様を意識した建物で、看板などの配置にも統一感があります!

 道の駅 しょうなんの美しい駅舎は、2022年度のグッドデザイン賞にも選ばれています!
道の駅しょうなん
 

 

      充実した施設

 次に、充実した施設です。先ほども書いた通り、道の駅の条件は24時間無料の駐車場とトイレがあることなどです。しかし、多くの道の駅にはそれにとどまらない充実した施設が備えられていることが多いんです!

 例えば、レストランやちょっとした遊園地にイベントスペース、温泉やアトリウム、博物館など、個性あふれる施設の数々で、大規模な道の駅なら丸一日楽しむこともできるでしょう!

 下の写真は、上から順に「道の駅 川口・あんぎょう」(埼玉県)のアトリウム、「道の駅 大滝温泉」(埼玉県)の温泉施設です!このほかにも充実した施設を持つ道の駅はたくさんあるので、ぜひ訪れてみてください!

道の駅 川口・あんぎょう①道の駅 大滝温泉

 

      地元の産物

 そして、なんといっても外せないのが地元の産物です。それぞれの道の駅で地元の産物がたくさん売られています。採れたての野菜はもちろん、加工食品や名産品などの地場産物が所狭しと並んでいて、ずっと眺めていられますね。それぞれの道の駅が工夫を凝らしたPOPも注目です!
道の駅 ましこ POP
↑道の駅ましこのPOP 

 
 

おまけ スタンプや記念きっぷ

 楽しみ方の最後に、おまけとしてスタンプや記念きっぷを収集することもおすすめします!!

 全国の道の駅では、エリアごとにスタンプブックを作成して販売しています。たくさんの道の駅を巡った人には景品等も用意されているので、ぜひ挑戦してみてください!

 スタンプブックの他にも、多くの駅で記念きっぷも発売されています!

 一冊数百円のスタンプブックを購入してスタンプを収集するのが、道の駅めぐりをするモチベーションにもなるのでとてもおすすめです!
道の駅スタンプブック
↑筆者が持っている3冊のスタンプブック
 

その三:道の駅あるある

道の駅をたくさん訪ねると、道の駅あるあるがいくつかわかってきます。少し紹介しましょう!

    看板

 まずは看板です。道の駅を巡っていると、道の駅の構内にその駅の構内図を示した看板があることに気がつきます。こうした看板にもいくつか種類があります。比較的初期の道の駅では、地域ごとに共通するデザインのものが用いられていて、主に道の駅の施設紹介や市町村の紹介が行われていますが、近年建設された道の駅では独自のデザインが用いられていることが多いですね。みなさんも探してみてくださいね!
道の駅豊栄 看板
↑道の駅 豊栄(新潟県 1993年登録)の看板 道の駅 豊栄は道の駅発祥の地としても知られています
 
道の駅はが 看板
↑道の駅 はが(栃木県 2001年登録)の看板 豊栄と少しデザインが似ています

道の駅グランテラス筑西 看板
↑道の駅 グランテラス筑西(茨城県 2019年登録)の看板 オリジナルデザインですね


    建物の年代

 また、建物も年代によっておおまかな傾向が見られるような気がします。

 例えば、必要最低限の設備のみを備えた小さな道の駅は、近年建設された道の駅ではほとんど見られません。一方で、巨大な施設を持つ道の駅も2000年前後までのものに多いです。
 また、2010年前後に登録された道の駅はプレハブのような簡易的なつくりの建物を持つものが比較的目立ちますが、近年の道の駅ではそうした道の駅はあまり見られず、しっかりとしたつくりになってきたように思います。また、近年の道の駅は平屋建てのものがかなり多いようにも感じます。
道の駅みかわ
↑道の駅 みかわ(新潟県 1993年登録) 駐車場が普通車22台分しかない非常に小規模な道の駅です
 
道の駅阿賀の里
↑道の駅 阿賀の里(新潟県 1994年登録) こうした大規模な道の駅が多いのも初期の特徴ですね

道の駅おおた
↑道の駅 おおた(群馬県 2011登録) ちょっとプレハブっぽい建物だと思いませんか?

道の駅かさま
↑道の駅 かさま(茨城県 2021年登録) とても新しい道の駅です、立派な建物ですが平屋建てです

 以上は全て筆者の独断と偏見ですが、これが合っているように感じるか、間違っていると感じるか、実際に道の駅を巡って確かめてみてください!!

その四:つくば近隣おすすめ道の駅

 本稿の最後に、今まで訪れた道の駅の中から、筆者が特に気に入ったおすすめの道の駅を四つ紹介します!

    道の駅 とみうら(枇杷倶楽部)

 「道の駅 とみうら(枇杷倶楽部)」は千葉県内で最初に作られた道の駅です。房総半島の特産品である「びわ」のPRに力を入れている道の駅で、びわソフトが絶品です!

 また、開放的で穏やかな雰囲気漂う美しい緑の屋根のアトリウムでリラックスしたひとときを過ごすことができます。

 屋外には、春になると美しい菜の花畑が広がります!

 そんな魅力あふれる「道の駅 とみうら(枇杷倶楽部)」は、2000年に全国道の駅グランプリで最優秀賞を獲得した他、国交省が選ぶ全国に6つしかない【全国モデル「道の駅」】にも選ばれています。

道の駅 とみうら アトリウム外観
↑アトリウムの外観、西洋風の美しい建物です

道の駅 とみうら アトリウム内部
↑アトリウムの内部です、落ち着いた雰囲気でくつろげます。ここでゆったりとびわソフトを食べたいですね

 

    道の駅 ましこ

 次に紹介するのは、栃木県にある「道の駅 ましこ」です。益子焼で有名な栃木県益子町にあり、2016年に開業した新しい道の駅です!

 大きなガラス窓は非常に開放的で、地場産のスギ材を使った山型の屋根が交差する大空間の建物の外壁には、益子焼が使われていて地域性を表現しています。

 広々とした建物の中では地元の野菜が売られているほか、名産の益子焼がたくさん展示・販売されています。

 建物を出てすぐの芝生の広場に面した机で益子焼のカップを使ったプリンを食べるのが最高です!
道の駅 ましこ 外観②
↑益子焼や地元産の木材が使われた外観

道の駅 ましこ 内部
↑内部は解放感のある大空間

道の駅 ましこ 益子焼①
↑益子焼のカップもたくさん並べられています

道の駅 ましこ プリン
↑益子焼の器に入ったおいしいプリンを栃木名物レモン牛乳とともにいただきます!

 

   道の駅 グランテラス筑西

 続いて、茨城県筑西市にある「道の駅 グランテラス筑西」です!令和元年にオープンした新しい駅で、駅の中には直売所やレストランだけでなく、スターバックスやみんな大好きセイコーマート、スラックライン場などを備え、『北関東最大級のグランドステーション複合型「ハイブリッド道の駅」』を標榜する大規模な道の駅です!

 先日筆者が訪問した時には、来場者数400万人突破の垂れ幕がありました。わずか5年で400万人が訪れているというところに、魅力が表れているのではないでしょうか。
グランテラス 400万人
↑先日来場者400万人を達成しました

グランテラス セイコーマート
↑比較的近いのでふらっとドライブがてらセコマのアイスを買いに来られます!


   道の駅 常総

 最後に、4/28日にオープンする予定の道の駅常総を紹介させてください!!オープン後には、筑波大学から最も近い道の駅になります!

 温泉施設やロジスティクスセンター、いちご狩りが楽しめる農園などを併設した個性的な道の駅になる予定です!!みなさんもオープン後にはぜひ訪ねてみてください!!

 

最後に

 つらつらと書いていたら思いのほか長文になってしまいました。

 まだまだ紹介したい道の駅は多いのですが、この辺りで一旦筆を置こうと思います。

 今回紹介したもの以外にも、道の駅の楽しみ方は千差万別、可能性は無限大だと思います。ぜひあなたなりの楽しみ方を見つけてください!

 拙い文章ではありますが、これを機に一人でも多くの人に道の駅の魅力に気づいていただければ幸いです。

 ここまで読んでいただきありがとうございました!

参照文献

筑西市道の駅「グランテラス筑西」 連絡先&ホームページ:https://www.city.chikusei.lg.jp/sp/page/page006828.html (最終閲覧日2023/04/14) 

グランテラス筑西:https://granterrace-chikusei.com/ (最終閲覧日2023/04/14

道の駅公式HP, 道の駅の取り組み:https://www.michi-no-eki.jp/about (最終閲覧日2023/04/14)

国土交通省道の駅案内:https://www.mlit.go.jp/road/Michi-no-Eki/history.html (最終閲覧日2023/04/14)

国土交通省道の駅登録一覧:https://www.mlit.go.jp/road/Michi-no-Eki/pdf/list.pdf (最終閲覧日2023/04/14

常総市道の駅常総の開業日が決定いたしました!:https://www.city.joso.lg.jp/kurashi_gyousei/shisei/michinoeki/oshirase_boshu/r05_04_28_michinoeki_open.html (最終閲覧日2023/04/14) 
道の駅公式HP,  道の駅「みかわ」:19205 (最終閲覧日2023/4/15)

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皆さん「イオン」ってどんな印象お持ちでしょうか?
ジャスコ?20日30日5%オフ?WAON?
まあ地元にあるイオンのイメージが強いと思います。(地元にイオンがない地域の方、福井県の方ごめんなさい)
イオンってたくさんの企業が合わさって出来ているのは皆さんご存じでしょうか?。ここら辺の詳しい話は変に話すと怒られが発生してしまうので今回は控えておきます。
SATYっていうスーパー(生活百貨店)もイオンになったものの一つです。
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↑高萩店
サティのロゴの上にイオンのロゴが被さっています。

今回はイオンの中で元サティのものの見分け方をまとめてみます。旅先や地元のイオンが当てはまっているか確かめてみたら面白いと思います。

①エスカレーターの音
https://youtu.be/_LypZ2sRoeQ
これが1番わかりやすいです。最初のチャイムは元サティでしか流れません。聴き慣れてくると安心感を感じます。

②イオンシネマがある
(イオンモールと比べて)そこまで大きくないイオンなのに、イオンシネマがあるイオンありませんか?(例:高松東、新潟西、海老名、金沢)

↑金沢店(ちょっとわかりにくくてごめんなさい。三階にイオンシネマがあります。)
大体こういうのは、元サティの店舗です。
サティ(マイカルという会社)には昔、ワーナーマイカルシネマズという映画館がありました。その名残で、今でもイオンシネマがあるのです。
余談ですが東北にあるさくら野百貨店(弘前、北上)にもイオンシネマがあります。イオンにないイオンシネマって珍しいと思いませんか?↑弘前の画像
これは、さくら野百貨店が、ダックシティという百貨店であり、そのダックシティがマイカルグループに属していた名残です。

③楕円形の看板がある。

↑金沢店
これです。真ん中の楕円形。
↑米子店
これも左上に楕円の看板ありますね。
楕円の看板がない店舗もあるのでご注意ください!

④手動ドアの取っ手がYの字
IMG_1844
↑イオン広島段原ショッピングセンター
こんな感じです。金沢店の外観画像も見ていただけたらわかると思いますが、Yの字になっています。イオン明石店でも確認しています。
多分SAT「Y」からとっているのでしょう。

⑤吹抜けがない。
これは、すべての店舗に言えることではないので、注意が必要ですが、傾向として多いです。
ジャスコは吹抜けに広場がある店舗が多いですが、サティは吹抜けのある店舗が少ないように思えます。

以上5点が元サティのイオンを見分けるポイントです!一応全国のイオンを巡っている身ですが、まだまだ知識不足でもあります!そのほか、知っているサティ特有の構造などございましたら、コメントにて教えてください!
この記事があなたのイオン巡りをさらに楽しくさせるものとなることを願って、ここで締めさせて頂きます!
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筑波大学の学園祭「雙峰祭 (そうほうさい)」まであと1週間を切りましたね。今年は対面とオンラインのハイブリッド形式となり、3年ぶりにキャンパスでの企画やステージが復活するということで、楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。

さて、今年対面ステージとして開設されるのは石の広場のUNITEDステージと1A棟食堂の1Aステージ、これに2019年は大学会館と松美池 (*1) 近くの芝生ステージが追加で実施されていたわけですが、さらに以前は別の箇所にステージがあったのをご存じの方はもう多くないでしょうか。

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↑松美池

実は、かつては松美池の石段に「松美池ステージ」というステージが設置されていたのです。最後にステージが実施されたのは2018年でした (当時の映像)。この時はすでに後述の問題が進行していたこともあってかかなり簡素なステージでしたが、さらに昔はそれなりにちゃんとしたステージが建設されていたようです (2015年の映像)。

さて、そんな松美池ステージですが、2019年からは設置されていません。理由と言われているのが地盤沈下です。たしかに現在の石段を見てみると、石段が傾いています (写真だと分かりにくいですが・・・)。雨が降った後などで池が増水している際には、最下段が浸水していることもあります。これではステージとしてはなかなか厳しいものがあるように思います。

では地盤沈下の背景に何があるのでしょうか。せっかく地理に関するサークルのブログなので、地盤沈下の要因を探っていきたいと思います。

国土地理院が提供しているWebGISサービス「地理院地図」から、松美池周辺の土地条件を確認してみましょう。
221100_松美池_土地条件図

・・・大学一帯に広がる点の模様。これは「改変工事中の区域」を示すものです。実は、この付近の調査が行われたのは1975年。筑波学園都市の建設真っただ中です。そのため、北は筑波大学の先にある花畑から南は国道354号 (つくば駅のはるか南) までに及ぶ広い範囲が改変工事中として指定されています。これではよくわかりませんね。

そこで「明治期の低湿地」データを確認してみましょう。
221100_松美池_明治期の低湿地

画面の濃い青が湿地です。子の通り、松美池一帯 (とその西側) に低湿地が広がっていたことが分かります。湿地であったゆえに地盤が軟弱だった可能性が推測できます。
ちなみに東側: 天久保と桜の間には黄色: 深田があり、これも興味深いですね。
なお、松美池一帯のような奥まった湿地のことは「谷津」や「谷戸」と言い、関東地方をはじめとした多くの土地で地名に盛り込まれています。皆さんの地元のお近くにも、ありませんか?

では、昔の地形図では現在の松美池はどのようになっているのでしょうか。こうした際に役立つのが、埼玉大学におられた故・谷謙二先生が提供されているサービス「今昔マップ on the web」です。
221100_松美池_今昔_M38
明治38年の地形図との比較。「今昔マップ on the web」より。

221100_松美池_今昔_S19
昭和38年の地形図との比較。「今昔マップ on the web」より。

このように、松美池が現在ある地点にはかつてから池が存在していたことが分かります。ちなみに雙峰祭開催エリアの北側、一の矢学生宿舎の南側には兵太郎池という別の池がありますが、こちらも昔から池があったようですね。
この図で非常に興味深いのが、筑波大学開学前は道の通り方が今と大きく異なっていたことです。学園都市と呼ばれる一帯全域に当てはまる傾向ですので、昔の地形図と見比べながら学園都市建設を振り返ってみると楽しいかもしれません。

話のまとまりがなくなってしまいましたが、雙峰祭という学園祭1つとっても、その形態は大学の成立やそれ以前の地形と密接に関連しているのです。雙峰祭にお越しになった際には、ぜひこうした点にも思いを馳せながら歩いてみると面白いのではないでしょうか。


雙峰祭企画「つくちり2022」のお知らせ!!!

さて、今年の雙峰祭ですが地理愛好会も企画を出展します!「つくちり2022」として、会の活動内容や会員の研究成果をお届けします。内容を少しだけお届けすると
  • 会誌の配布・・・地理愛はじめての会誌です。
  • 動画上映・・・なんかおもしろい動画が作られているらしいですよ。
  • 筑波山のジオラマ展示・・・デカい。
  • つくばの領域探し・・・認知地域「つくば」について。
  • 会員の出身地・・・地理愛を牛耳っているのはどこの都道府県?
  • つくば野宿マップ・・・野宿ですって。これからの季節にぴったりですね。
  • ランドスケープ50年・・・筑波大学とその景観の話。
  • 巨大地図・・・巨大な地図に情報を盛り込んでいきます!!!
以上の雙峰祭企画8本に合わせ、計13の班からそれぞれ活動内容にちなんだコンテンツ (写真集を作ったりしている班も!) をお届けし、計21本の品揃えでお届けします!ぜひ見に来てください!第3エリア3B棟4F、3B405教室でお待ちしています!


長々とご覧いただきありがとうございました。地理愛好会は他にも様々な活動を行っています。興味を持たれた方は是非、他の記事も読んでみてください。
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1.はじめに
 こんにちは,本日のテーマはみなさんご存知のイオンモールです!日本を代表すると言っても良い郊外出店を特徴とするショッピングセンターブランドですね!
 まず初めに郊外型SCについての小噺を少々,郊外型SCと聞いてみなさん思い浮かべるワードは没場所性とか中心市街地衰退とかかなあって思います.例えば全国のイオンモールってどこに行っても割と同じような商品とかテナントが入っていてその土地の固有性ってあんまり見られないですよね,また郊外型SCの集客力を前にもともとの中心市街地が衰退するっていうイメージは一般的かなあと思います.
 ただ実は郊外型SCといっても色々な立地形態があります.そこでここでは郊外型SCの代表格であるイオンモールを定量的に3つの分類に分けてみることで,その一端を明らかにしようと思います.

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2.使用データ・分析手法
 本分析では関東地方のイオンモール全35店舗を対象にしています.全35店舗について「最寄り駅までの直線距離」「徒歩15分圏内の人口」「賃貸面積」「駐車台数」「開店からの年数」の5つのデータをあつめました.
 分析手法は主成分分析とクラスター分析です.主成分分析というのを簡単に言うと「多くの次元のデータ(ここでは5次元のデータ)を少ない次元でなるべく情報を失わないように説明する」という分析手法です.クラスター分析の方がわかりやすいと思いますが,「データから何個かのグループに分ける」という分析手法です.まあわからなくても読み飛ばして結果を見るとなんとなくわかるかな~って思います!

3.分析結果

 まず,主成分分析を実施します.

表1 各変数に関する主成分負荷量
各変数に関する主成分負荷量

各イオンモールごとの主成分得点

図1 各イオンモールごとの主成分得点
 いままで5つの種類のデータ(5次元データ)だったのを2つの種類のデータ(2次元データ)で説明できるようになっています.
 1つめの軸は「ロードサイド軸」です.総賃貸面積が広く,駐車場台数が多く,周辺人口が少ないイオンモールは高い得点(つまり右側にプロットされている)を得ています.対して逆の傾向を持つイオンモールは低い得点(つまり左側にプロットされている)を得ています.2つめの軸は駅チカ新築軸です.駅からの距離が近く,開業からの年数が浅い傾向にあるイオンモールは高い得点を得ています.(つまり上側にプロットされている.)対して逆の傾向を持つイオンモールは低い得点を得ています.(つまり下側にプロットされている.)
 ここまででも様々なことがわかりますが,更にクラスター分析を実施して3つのグループに分けてみました.
関東地方のイオンモール全店舗のクラスター分析結果
図2 関東地方のイオンモール全店舗のクラスター分析結果
 1つ目のグループは出店地域が幕張新都心,成田,つくば,土浦,木更津などなどと規模の大きい都市で首都圏での郊外核となっているような店舗が多くみられることから「郊外核出店型」というように名付けました.(なお,本稿での郊外核は首都圏において東京を除いた一定の規模と中心性を有する都市と定義します.)2つめのグループは銚子や下妻など規模の小さくかつ東京からの影響が少ないような地方都市に出店している店舗が見られることから「地方都市出店型」と名付けました.3つめのグループは,東京都心に比較的近く東京のベッドタウン的な都市に立地している店舗が多いことから「沿線立地型」と名付けました. 
4.考察
 以上の分析より考察できることを羅列していきます.
  1. 郊外核出店型の場合,ロードサイド得点と駅チカ新築得点の双方が高いです.郊外核出店では鉄道へのアクセスも考慮した立地を取るが,同様に鉄道からのアクセスを考慮している沿線立地型とは,店舗の規模が大きく周辺人口が少ない点で異なることがわかります.本分析のみで結論づけることは困難ですが,都市密度と地価の関係,再開発余地のある大規模用地の有無などが影響を及ぼしている可能性があります.
  2. 幕張新都心等の外れ値を除き,グラフから負相関の傾向を読み取ることができます.新しいイオンモールの方がロードサイド傾向が弱いことが示唆されます.(なお,関東地方で築年数の浅いイオンモールTop10のうち7つが沿線立地型に分類されました.)
 ここで2つめの考察についての付言を行います.日本で郊外型SCが増え始めたのは90年代初頭です.当時あった大規模小売店舗法(大店法)による大規模小売店規制が日米貿易摩擦時に非関税障壁として批判され撤廃されたことが大きな理由を占めます.それに伴い中心市街地衰退などの問題が顕在化したこと,同時期にコンパクトシティ・ニューアーバニズムの概念の浸透もあり,再度規制の方向に動いていきます.2000年前後にまちづくり3法が制定され,また2006年に更に3法と建築基準法が改正され,SCのような大規模集客施設は限られた用途地域でしか出店ができなくなりました.このような背景を踏まえると負相関傾向が読み取れることは納得がいきますね.(個人的には駅前にイオンモールがあるまちは結構好きです.)

5.おわりに
 当記事いかがだったでしょうか.普段何気なく訪れるイオンモールのような郊外型SCについて少し違った見方ができるようになったのではないでしょうか.
 本ブログでは数学的な説明をかっ飛ばしていますが,ちゃんと理解しようとするとそこそこ線形代数や微積分の知識を要求されます.高校では「文系科目」である地理ですが,関連した研究を行おうとするとこのような計量的なアプローチもあります.この学際性も魅力の一つではないでしょうか.

 さて,筑波大学地理愛好会は間もなく新歓時期です!地理に興味があって詳しい人はもちろん,みんなで楽しくワイワイ旅行をしたいという人にもおすすめのサークルです.Instagram・Twitter・公式LINEなどで情報発信しておりますので確認してみてください!

6.参考文献

  1. 日本統計学会編,統計学,東京図書,2013
  2. 赤平昌文,統計解析入門,森北出版株式会社,2018
  3. イオンモール,「施設のご案内」, https://www.aeonmall.com/mall/lists.(最終閲覧日:202232)
  4. 地図で見る統計(統計GIS), https://www.e-stat.go.jp/gis (最終閲覧日:202232)
  5. 藤井正,神谷浩夫編著,よくわかる都市地理学,ミネルヴァ書房,2014

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