こんにちは!筑波大学地理愛好会では、先日「国道16号一周巡検」という巡検に行きました。本記事は、そのときに会員が作成した「国道16号プレイリスト」に関する記事です。ぜひ読んでいってください。

はじめに

 突然ですが、皆さんはドライブ中にどんな曲を聴きますか?好きな曲を聴いたりする人もいれば、流行っている曲を流したりする人もいると思います。流れた曲をもとに話題が広がったりするのも、ドライブの醍醐味ですよね。

 このように、ドライブに欠かせない「プレイリスト」についてですが、是非皆さん、「ドライブの行き先にまつわる曲」でプレイリストを作ってみませんか?地理愛好会で行われた「国道16号一周巡検」で、筆者は実際に国道16号にまつわるプレイリストを作ってみたところ、とても面白いなと思ったので、共有したいなと思いこの記事を書くことにしました。

「国道16号一周巡検」とは

 「国道16号一周巡検」とは、地理愛好会の「道路走破班」にて昨年11月に行われた巡検です。内容はその名の通り、関東地方にある国道「国道16号」を車で一周してみようというものです。
 国道16号とは、神奈川県、東京都、埼玉県、千葉県を通り首都圏を一周する、総延長約330㎞の国道です。地理学的に見ると、沿線の景観は日本の首都圏郊外を象徴するものとされており、国道16号を対象とした解説書も多数あります。また、関東の主要な地域を多く通過する国道でもあり、様々なまちに触れるきっかけになる道路でもあります。
 それと実際に走ってみて思ったんですが、渋滞がかなりひどいですね…。特に昼間に通過した区間はなかなか車が進みませんでした。そんな時に音楽を聴いて気分転換をしたのも、またドライブの醍醐味だなと思いました。

GcBkV2haEAAvjM-
国道16号一周巡検の参考書、柳瀬博一『国道16号線‐「日本」を創った道』(新潮社)と写真をパシャリ。前には長い長い渋滞が見える。

「国道16号プレイリスト」を作ってみた

 まず、なぜ16号を題材にプレイリストを作ったかといいますと、筆者は自分で作ったプレイリストを巡検のときに流すのが好きでした。そんな筆者が巡検前日にいつものように「明日はどんな曲を流そうかな~」と考えていたところ、柳瀬博一『国道16号線‐「日本」を創った道』(新潮社)という本で国道16号沿線の音楽が面白いということを知りました。そこで、「国道16号をテーマにプレイリストを作ってみよう!」となったわけです。
国道16号プレイリスト

国道16号プレイリスト(地図)

 こちらがそのときに作ったプレイリストです。国道16号沿線出身のアーティスト、沿線を舞台とするアニメの主題歌、MVが沿線で撮られた曲…など、「国道16号にまつわる曲」を32曲厳選しました。バランスをできるだけ心掛け、様々な年代、さまざまなタイプの曲を集めました。(曲数を16の倍数にしたのも地味にこだわりポイントです。)

プレイリストをつくってよかったこと

①車窓の風景をより深く楽しめる
 このプレイリストではそのときに走っている土地に関係する曲が流れるので、土地の景観を視覚だけでなく聴覚でも楽しめました。例えば、横浜市出身のメンバーがいるsuchmosの楽曲は、都会的なサウンドが特徴的ですが、それを16号沿線最大の都市である横浜の景観になぞらえて感じることができました。また、荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー」など少し昔の曲も入れたので、現在の16号でそれを聞くことで昔の沿線の景観を想像して楽しむこともできました。

②土地の文化や歴史がわかる
 歌詞やサウンドからその土地の文化がわかるのも大きな魅力です。特に市歌を入れたことで、その土地がどのように愛されているか、どのように歩んできたかがわかったのが面白かったです。
  他にも、例えばゆず「夏色」には「長い下り坂」が登場しますが、ここからも横浜市に斜面が多いという地形の特色が連想できて興味深いなと思いました。

③会話の種になる
 これはどんなプレイリストでもそうですが、流れている曲の話から会話を広げることができるのも、ドライブ中に音楽を流す魅力の一つです。そこで行先にまつわる曲を流すことで、会話からその土地のことを深く知ることができ、地理的な学びを得られるようになったのが、よかったなと思いました。
 例えば、映画「翔んで埼玉」の主題歌から映画の感想を共有し、地理学的に言うところの埼玉に対するお互いの場所イメージ・空間認知を知ることができました。

おわりに

 今回は、国道16号を音楽の視点から深めてみました。プレイリストを作ってみて、同じ郊外とはいっても地域によっていろいろなタイプの曲があるんだなということがわかりました。今後もより、国道16号沿線の文化について深めてみたいと思いました。
 そして、これを読んで16号プレイリストに興味を持った方は、ぜひドライブのときには行先の土地にまつわる曲を聴いてみてほしいです。きっとあなたのドライブに新たな彩りが生まれることでしょう。