2022年6月某日、千葉へと巡検に赴きました。千葉「市」の方です。ちなみに筆者の "ほぼ" 地元です。

千葉市は横浜・さいたま・千葉の東京を取り囲む3つの県庁所在地の一角 (横浜サマに怒られそう) を占め、郊外核としてバックオフィスの移転などがみられるとされています。かの有名なイオンの本社が幕張にあるのは有名ですね (?)
そんなビジネスで栄える千葉ですが、栄えているのは千葉駅周辺ではだけではありません。幕張新都心・蘇我副都心という、2つの強力なサブ都心を抱えています。後述しますが、それぞれ性格の異なる屈強な拠点を構え、最強・・・
かと思いきや、最近では千葉駅周辺の商業地としての衰退も露わになっています。地元の方は、パルコや三越の閉店は印象に残っているのではないでしょうか。こうした商業施設の跡地では住宅地への転換が推し進められています。変わる3都心を見てみよう!というのが今回の大きなテーマです。

1. 幕張新都心

つくばから最初に訪れたのは「イオン海浜幕張店」。海浜幕張駅付近には、この店舗のほかイオンモール幕張新都心・イオンスタイル幕張ベイタウン・イオンタウン幕張西と、合わせてなんと4軒ものイオンがあるのですが、それらのうち最初にできたイオンです。しかもイオンモール幕張新都心ができるまで海浜幕張のイオンといえばここだけでした。昨年12月にイオン幕張店から改称したそうなのですが、旧名称になれ切っているので違和感マシマシでした。
ここで見ていただきたいのが以下の写真。
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存在感の大きいオートスロープ。なんだか他のイオンで見ない感じがしませんか?
実はここ、生え抜きのイオンじゃないんです。ここは2000年に「カルフール幕張」として開業した店舗。Carrefourといえばフランスに拠点を置く有名スーパーチェーンで、オートスロープやインラインスケートを履いた案内係が店内を疾走することで知られるそうです。この店舗はその日本一号店として開業したのですが、2005年にはイオンに売却され、2010年にはカルフールのままだった屋号もイオンに改名。ここで初めて (!) 海浜幕張にイオンが誕生しました。ちなみに幕張新都心にイオンの本社ビル・イオンタワーができたのが1994年。お膝元でも進出は意外と遅いんですね。
インラインスケートを履いた店員の記憶はないですが、カルフールがイオンに改名したタイミングや、その前後で売り場レイアウトや取り扱い商品が徐々に変わっていったのはおぼろげながら記憶に残っています。

・・・語りすぎました。イオンを見に来たわけではないので幕張新都心散策へ。
やってきたのは幕張メッセ
かつてはこの場所で東京モーターショーが開催されていましたが、2009年を最後に東京ビッグサイトに行ってしまいました。まあアクセス面で勝てないですもんね・・・。現在実施されている有名イベントとしては、東京オートサロン、CEATEC、東京ゲームショウ、SUMMER SONIC (会場の一部)、COUNTDOWN JAPANやニコニコ超会議などがあります。数年前にはT○SHIBAの株主総会で連日ニュースに登場しましたね。
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さて、すこし移動して今度は「イオンモール幕張新都心」へ。イオンに来たはずではないのに気づいたらイオンに来てしまうのがこの街の怖いところです。
このイオンモールは立体駐車場を含む延床面積が約40.2万平方メートル、店舗面積が約12.8万平方メートルの超巨大モールで、とても回り切れません。あまりに広すぎるので、モール内をつなぐジョギングコースまで設定されています。
このイオンモール、現在は車か路線バスでアクセスすることとなっていますが、来春を目標に京葉線の新駅「幕張豊砂駅」が開業することになっています。訪れた際には連絡部の出入り口や駅前広場の建設が進められていました。
ちなみに「豊砂」というのはこの地につけられた地名です。イオンモールが2013年に開業するまでは長らく空き地で、本当に砂が豊かだった記憶があります。
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2. 本千葉~千葉

車で本千葉に移動し、ここからは徒歩で散策。
海食崖を超え、一行は「千葉城 (亥鼻城)」へ。綺麗な天守が建っていますね。中は郷土資料館になっています。
しかし!この天守はある致命的な欠陥を抱えています。それは「この場所に天守が建ったことはない」というものです。千葉城は中世に千葉氏が本拠とした、いわゆる中世城郭です。中世城郭には天守はありません。また、そもそも千葉城がこの地にあったかどうかについても議論があるようです。そんな千葉城ですが、今となっては千葉の名物スポットとして君臨して・・・いるのか・・・???
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千葉城の次は「千葉銀座」へ。かつては千葉の中心商業地で、百貨店やパルコなどが立地していましたが、近年では商業施設の撤退とマンションへの転換が続いています。駐車場案内に残るPARCOの文字。
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3. 蘇我

千葉駅から電車で蘇我駅へ。
訪れたのは「アリオ蘇我」。川崎製鉄(現JFEスチール)の工場縮小に伴う再開発計画に伴って建設された商業施設です。今でも道の反対側にはJFEスチールの製鉄所が広がっています。
・・・ところで商業施設ばっかり巡ってますねコレ
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4. 千葉港

最後は千葉港へ。今日の目玉「千葉港ナイトクルーズ」は、千葉の新たな観光資源として工場夜景を売り出そうと始まったもので、現在月2回行われています。たまたま日があったので乗るはず・・・だったのですが・・・
強風のため 欠 航
しかたがないので千葉ポートタワーへ。千葉港観光の先輩格であるポートタワーは、恋人の聖地として知られています。
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↑見られるはずだった工場夜景(ポートタワー展望台より)

夜景クルーズは残念でしたが、いろいろな千葉を見ることができたと勝手に思っています。千葉には他にも面白いところが沢山あるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?(ちなみにイチオシは千葉市動物公園です。かつてレッサーパンダブームを牽引した風太くんは千葉市動物公園で健在です)
地理愛好会は巡検のほかにも様々な活動を行っています。興味を持たれた方は是非、他の記事も読んでみてください。